【ゴー宣欄外名言 その28】
別に積極的にわしを支援してくれるインテリゲンツィアたちなどいない。みんな早くゴー宣やめて物語を描くべきだと思ってるだろう。だから、さっさとわし以上の信頼と影響力を勝ち得る仕事を精力的にやってくれ! 学生運動、すすめる前に、おまえが闘うんだよ、ボケ!
(SPA!1994.8.31)
軽めのエッセイ漫画として始まった『ゴー宣』が、既存の思想やジャーナリズムの分野に闘いを挑み始めた頃の名言です。
当時、この挑戦に対していわゆる知識人が批判や皮肉や冷笑を浴びせて来ており、その状況に対する苛立ちが噴出しています。
「さっさとわし以上の信頼と影響力を勝ち得る仕事を精力的にやってくれ!」と言ってから30年も経つのに、それをやっている知識人は現在、一人もいません。
知識人が「シールズ」なんて愚にもつかない学生運動を賛美し、勧めていたのは、この欄外の文章から20年以上後のことです。
こんなことだから、よしりん先生の苛立ちは募るばかりです。
「ゴー宣ジャーナリスト」もなかなかよしりん先生の期待に応えられずに申し訳ない限りですが、来週から「ゴー宣ジャーナル&エッセイ」として仕切り直します。
『ゴー宣』も最初はエッセイ漫画として、世の中の出来事やマスコミの論調に「王様は裸だ!」と言い出したところからスタートしたのです。
生活者として、庶民として、既存のジャーナリズムに対して「これは裸じゃないか?」と思うことはあるはずです。まずはそこから始めましょう!